2017年7月9日日曜日

熊本二日目

こんばんわ、古着を主軸に扱うカルチャーショップSANDINISTA!STUDIOです。

熊本に行ってから約1週間たちました。
その間に九州では大雨による被害があったりと、改めて自然災害などの怖さを実感しますね。


熊本二日目記します。

前日1時ごろ就寝→5時起床と、なかなかどうしてハードなスケジュールではありますが、

重い体に鞭打ってI君との待ち合わせ場所へ。

昨日市内へ向かう際には1時間ほどかかったので、本日もそれくらいかかる事を見越しての出発だったのですが

思いのほか早くついてしまい待ち合わせ場所でしばし待機。

待機中に通販関連の業務をこなしておりました。


今では実店舗売り上げよりも通販関連売り上げの方が格段に多く
それは所沢に実店舗を構えるという存在意義を考えると寂しい気持ちもありますが、

【実店舗にいなくても仕事できる】といったメリットも生まれ、おかげでこうして熊本にも行くことができているのです。
ヒトやモノやふるさとも、なくなってからどれだけ大切だったか気づくんだろうな。
今年の10月に迎える10周年を機に、自身の在り方でも見直すか。

なんて朝から色々考えてる最中、I君と無事合流し、本日はイザ、阿蘇方面へ!


事前にネットで道順など確認した際は1時間ちょいで着くだなんて出ていたのですが、
大きな間違いでした。

というのも熊本市、益城町界隈、阿蘇方面を繋ぐ幹線道路57号線が地震の影響で今だ通行止めになっており

迂回して山越えせねばならんのです。

その通行止めになっている場所ってのは、よくニュースにも出ていたあの土砂崩れした場所です。


主要幹線道路一本が通行止めになる事がこれほどまで大変な事なのか・・
行ったからこそ実感できました。

迂回路は外輪山と呼ばれている山を登り阿蘇の街へ入るのですが、
前日からI君、「ガスが・・ガスが・・」と呟いており、「ガスとはなんぞや?」と思っていたのですが、

行ってみて言っていた意味がわかりました。




この写真の白いモヤモヤァ~っとしたのがそうです。
この写真はそうでもないですが、運転中は道が見えないほどのガス、ガス、ガス。

慣れないウネウネした山道に視界を遮るガス。
大げさではありませんが、少しだけ死を覚悟しましたね。


I君が同乗してくれていたからよかったものの、これ一人だったらけっこうな確率で事故ってた気がします。

手に汗握るとはまさにこのことであり、「おっかねぇ~!!」と200回以上は叫びつつ、

何とか休憩できる場所へ。




やや、景色最高じゃありませんか!
死を覚悟しつつ登った甲斐ありますね。

晴れてるともっと景色が綺麗との事ですが、

それはきっと【晴れてる時にもう一度来なさい】と山の神が申しておるのでしょう。


運転中はなかなか写真撮影もできなかったのですが、ドライブ好きにはかなりグっとくると思います。

写真ではなく、実際足を運んでみるのもアリでは?
もちろん、晴れの日に。




曲がり角ではくまモンも「まけるな 阿蘇」と応援しておりました。
くまモンありがとう、僕もガスなんかに負けません。


そんなこんなで無事山越えでき阿蘇市に到着です。
早い時間から動いていた為、まだどこも準備中だったりしたので、道の駅なりで時間調整。

道の駅ってのは楽しいですね。


ご当地食材や調味料、観光物産などいっぱい売っており、
僕も土産として色々買いました。


さて、そんなこんなで本日向かうは阿蘇神社へ。

昨年はI君を予定が合わず、断念した場所。

全国に約450程ある阿蘇神社の総本社であり、日本3大楼門の一つとしても有名な場所です。
国の重要文化財としても指定されております。



前回もお伝えしましたが仮設住宅も立ち並び、
大満足とはいかないまでも衣食住は整ってきている。

これは昨年から今回に至るまでにチョコチョコと情報集めていて認識はしていました。

で、その先をどうするか、っていう部分は大枠として、行政支援なりの他力は必要なれど
もうこれは、そこに住む人々の自力が一番大事だろう、と。

自力の手助けも現状では思い浮かばんし、であるなら心の部分の手助けが必要か、と。


地震の影響で3大楼門の一つでもある、その楼門と拝殿が全壊してます。




桜の咲く時期なんかは特に綺麗そうですね!



現在は復旧にむけ覆われております。


信仰というと大げさかもしれませんが、街にとって、街に住む人々にとって
大切な場所であり、
楼門や拝殿が、地震から守ってくれた、といった気持ちもあるみたいです。

言うなれば地域の守り神、とでもいいますか。

そういった街の人々から愛され大切に思われている場所が復旧する姿って
多分、きっと少なからず元気を与えてくれるだろう、と。


パワースポットとしても有名ですし、観光客がいっぱいくればその分税収なり、

近隣の商業も賑わうだろう、と。

そんな感じで僕なりにこの先を考えて阿蘇神社に参拝し、そして寄付をしてきました。



先日感謝状と受領書が届きました。

本来はこういった受領書など掲載するのも気乗りしないのですが、それはさておき。





立派なご神木もありました。

澄んだ空気も相まって悪いモノが浄化されていくような、気持ちと体のバランスが丁度よく交わっていくような。

なんというか、身が引き締まりました。


境内抜ける横には仲見世通りもあります。



早い時間に来たのでまだお店は開いてなかったけど、
美味しそうなご飯やさんやよさそうなお店が立ち並び、風情ありました。

本来ならもっとゆっくり観光などしたい所です、が致し方なし。



楼門や拝殿は2022年を目途に再建予定との事ですが、早くなるに越したことはありません。



時間ある方は熊本を、九州を観光するのが良いとは思いますが、
そうなかなか時間取れない方。


阿蘇神社は奉賛(募金)も受け付けてます。

詳しくは下記URLで

http://asojinja.or.jp/



その後まだ幾分時間の余裕もあるので阿蘇市内も回ってみました。


緑が多くのどかで良い風景が広がります。

高い建物が少なく、空が広い景色ってのは本当に気持ちが良い。




雲が凄いけど、これ晴れていたらより気持ちよいでしょうね。



I君御用達のヒバリカフェ(早かったので茶しばく事はできず・・)も伺いました。

手作りハムやソーセージの製造、販売をしていたひばり工房さん。


その敷地内にカフェを併設しています。
抜群に雰囲気良かったです!

ハムやソーセージは通販もできるみたいですぞ。

http://hibariko-bo.com/



そんなこんなでフライトの時間も徐々に近くなってき
たので、ドライブしつつ阿蘇の街を後にし、




道の駅で「赤うし丼」平らげ、近場のスーパー寄ってみたり。

その地方のスーパーってのは特色がでて面白いですね。

精肉コーナーに普通に馬刺しとか売っていたり、地元では見た事のない食材が並んでいたり。




何故か僕はナスに心奪われてました。


そんなこんなで時間も迫り、ご案内してくれたI君に感謝を告げ帰路につく。
強行スケジュールながらも様々な角度から熊本を味わえました。


忙しい中時間をつくってご案内してくれたI君有難う御座いました!
お手伝いしてくれた友人、募金をしてくれた方々、有難う御座いました!



東日本の時も思いましたが、復興の着地点ってどこなんだろう?
今年も熊本を想い行動することはできましたが、多分きっと着地点には程遠い。


情けない話、僕自身は毎年動けるような余力はない。

悔しさや哀しさ虚しさ、憤りなど色んな事感じるけど、

良くも悪くも僕も自分事だけを考えることにします。


自分の方法で、自分の考えで、自分で行動して、「だれかのためになる」



この先も自分の体力、気力、財力、余力がある限りは
僕はその自分事の為に頑張ろうと思います。

募金にご協力いただいた皆様、ほんのわずかですがお土産買ってきてます。
気が向いたら食べに来てください。

0 件のコメント:

コメントを投稿